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第24回:新作『願いと揺らぎ』劇場公開へのご協賛のお願い

 おかげさまで「波伝谷サーガ ある営みの記録」@せんだいメディアテークを無事盛会に終え、新作『願いと揺らぎ』は今後劇場公開に向けて準備を進めて参りますが、ここでみなさまにお知らせです。

 ピーストゥリー・プロダクツでは、『願いと揺らぎ』の劇場公開に向けて協賛金を募集しております。前作『波伝谷に生きる人びと』は全国8館という小規模な公開で、宣伝についても全て自分一人で動き回っておりましたが、本作は前作以上に東北・被災地を理解する上で重要な作品ということもあり、しっかりと多くの人に届けるため、専門家を雇ってより宣伝に力を入れていくことに決めました。その他、公開のためにかかってくるさまざまな経費について、資金的なご協力をいただける方を必要としております。

 もし応援していただける方は、下記のメッセージと特典内容・応募方法をご一読の上、メールにてご連絡いただけますと幸いです。被災地の「願いと揺らぎ」を振り返る本作を全国の一人でも多くの人に届けるため、是非ともご協力をお願いいたします。

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ドキュメンタリー映画『願いと揺らぎ』劇場公開支援プロジェクト
~災害を経ても続く人の営みと地域のつながりを全国の一人でも多くの人に伝えたい~


 ピーストゥリー・プロダクツでは、2008年3月より宮城県南三陸町の小さな漁村「波伝谷(はでんや)」でドキュメンタリー映画の製作を続けております。震災前に約80軒あった波伝谷は、2011年3月11日に発生した東日本大震災による津波で1軒だけを残し集落が壊滅。この震災当日までの3年間の日常を追った『波伝谷に生きる人びと』(PFFアワード2014日本映画ペンクラブ賞受賞)は、今「被災地」と呼ばれる場所にかつてどのような人の営みがあったのかを丁寧に記録した作品として、全国の多くの方に観ていただくことができました。

 本作『願いと揺らぎ』は、この『波伝谷に生きる人びと』の続編に当たります。主に震災から1年後の人びとの混乱と葛藤を追いながら、復興への願いと、それぞれの立場と想いのすれ違いからくる心の揺らぎを、地域の伝統行事である「お獅子さま」復活の過程をめぐって描き出しています。そこでは震災前の貴重な映像を折り込みながら、かつての暮らしを取り戻そうと苦悩する被災当事者の姿が克明に映し出されています。そして長年に亘る記録活動が高く評価され、アジア最大のドキュメンタリー映画祭として知られる山形国際ドキュメンタリー映画祭のインターナショナル・コンペティションに入選することとなりました(世界112ヵ国・1,146本の応募作品の中の15本)。

 震災の壊滅的な被害によってコミュニティが分断され、人間関係に亀裂が生じながらも、何故人びとは土地から離れず、全て受け止めて互いに生きて行こうとするのでしょうか。映画のラストでは、先行きの見えない仮設住宅での暮らしからようやく高台へと集団移転し、改めて震災6年という時間とこれまでの復興の歩みを振り返りますが、そこに描かれる人と人との「共生」のあり方は、おそらくどの地域にも当てはまる普遍的なものであると思います。

 被災地の「願いと揺らぎ」を振り返る本作を全国に届けるため、是非ともご協力をお願いいたします。

********************

<劇場公開の時期と規模>

2018年に東京・ポレポレ東中野での公開を予定しております。
その他、全国20館を目標にがんばります。

<協賛特典一覧(個人用)>※団体・法人の場合は異なります

A.お礼の手紙
B.「協賛」として公式サイトにお名前掲載
C.パンフレット進呈(監督のサイン入り)
D.「協賛」としてエンドクレジットにお名前掲載
E.劇場公開後に『願いと揺らぎ』のブルーレイ1枚進呈
F.『春祈祷~南三陸町波伝谷の行事~』(監督の学生時代の作品)のDVD進呈
G.劇場用ポスター進呈  
H.監督が2012年7月に綴った約5万字の文章(映画製作の軌跡や震災時の葛藤など)の簡易冊子進呈
I.パンフレットに作品のコメント掲載(字数指定)
※特典の実施にはお時間をいただきます

<協賛金額&特典内容>

■3,000円   A+B
■5,000円   A+B+C
■10,000円   A+B+C+D
■20,000円   A+B+C+D+E
■30,000円   A+B+C+D+E+F+G
■50,000円   A+B+C×2+D+E+F+G×2+H
■100,000円  A+B+C×4+D+E+F+G×4+H+I 

<協賛金使用用途>

■チラシ・ポスター・チケット・パンフレットなど印刷物のデザイン委託費
■印刷費
■発送費
■事務用品費
■全国PRのための交通費・宿泊費
■宣伝委託費
■コメント・原稿・トークゲスト謝礼  
etc

<申し込み方法>

■協賛をご希望の方は、
①協賛金額 ②お名前(漢字・フリガナ) ③ご住所(郵便番号含む) ④電話番号 ⑤メールアドレス
を記載の上、negaitoyuragi@gmail.com までご連絡ください。
メールで指定の口座をご案内しますので、振り込みを確認後、
領収書と特典確認書を送らせていただきます。
■団体・法人で協賛をご希望の方は特典内容が異なりますので、別途ご案内させていただきます。
■作品の公式サイトは只今準備中です。
(フェイスブックは https://www.facebook.com/negaitoyuragi/

<作品へのコメント>

■何度倒れても再生する蘖(ひこばえ)のように、数をも知れない涙とともに、それでも生きようとするひとびとの姿が尊く愛おしい。そしていつも側には海があった。
―山内明美(社会学者/大正大学准教授)
■キャメラが捉えた生々しささえ感じられるシーンは、揺らぎより共感を優先するテレビでは容易く描けない。震災をテーマにした数多くの作品群にあって、重量級の存在感を放つ作品である。
―小原啓(テレビディレクター)
■東日本大震災から6年。この時期に本作が被災地の苦悩と希望を丸抱えして公開されることは、風化を防ぐとか、防災意識を高めるとかのお題目以前に、災害の素顔を当事者の顔と声から観客が改めて心に刻み込む経験を提供するだろう。
―工藤寛之(まちかど公共研究所/『波伝谷に生きる人びと』元上映実行委員)

<プレゼンター>

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プロデューサー
佐藤裕美(さとう・ひろみ)

 東日本大震災後、ボランティアとして主に南三陸町の支援活動を始める。被災地応援物販や講演活動のほか、「防災ボランティア灯りの会」代表として、豊島区と共催で2016年3月11日に『波伝谷に生きる人びと』、2017年3月9日に『願いと揺らぎ』のチャリティ上映会を開催する。本作で初めてプロデューサーを務める。

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監督
我妻和樹(あがつま・かずき)

 1985年宮城県白石市出身。2004年に東北学院大学文学部史学科に入学。翌2005年3月より、東北歴史博物館と東北学院大学民俗学研究室の共同による宮城県本吉郡南三陸町戸倉地区波伝谷での民俗調査に参加。2008年3月の報告書の完成とともに大学を卒業し、その後個人で波伝谷でのドキュメンタリー映画製作を開始する。
 2011年3月11日の東日本大震災時には自身も現地で被災。その後震災までの3年間に撮影した240時間の映像を『波伝谷に生きる人びと』としてまとめ、2014年夏に宮城県沿岸部縦断上映会を開催。その後PFFアワード2014にて日本映画ペンクラブ賞を受賞し、全国の映画館にて公開。2015年度以降は宮城周辺で活動する映像作家と市民の交流ネットワークであるみやぎシネマクラドルを立ち上げ、現在は震災後の長編2作を製作中。

<関連サイト>

■『波伝谷に生きる人びと』公式サイト
http://hadenyaniikiru.wixsite.com/peacetree

■第15回山形国際ドキュメンタリー映画祭(10/5~12)
https://www.yidff.jp/home.html

※新作『願いと揺らぎ』はインターナショナル・コンペティションで期間中に2回上映されます。また、2013年に同映画祭の「ともにある Cinema with Us」で上映された『波伝谷に生きる人びと』も同プログラムでリバイバル上映されます。

第23回:「波伝谷サーガ ある営みの記録」2017を開催しました

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約3年ぶりにブログを更新しました。
長らく不在にしておりすみませんでした。
が、多くの方は『波伝谷に生きる人びと』のフェイスブックで
動向を温かく見守ってくださっていたのではないかと推測します。(勝手に。)

本題に入る前に、これまでのことを振り返ると、2014年9月に
『波伝谷に生きる人びと』宮城県沿岸部縦断上映会を終えてからいろいろなことがありました。
若手監督の登竜門として知られるぴあフィルムフェスティバルにて、
ドキュメンタリーとしては異例の入選と、日本映画ペンクラブ賞の受賞。
そして2015年以降はクラウドファンディングを行っての劇場公開。
映画はこれまで全国18の都道府県、8つの劇場で上映することができました。

その後おかげさまで震災後の続編に当たる『願いと揺らぎ』が完成し、
2017年1月に波伝谷で試写会を行った後、3月には東京で初めて一般上映されました。
そして5月に南三陸町、6月に地元白石市で自分主催の上映会を開催し、
何とこの度アジア最大のドキュメンタリー映画の祭典として知られる
第15回山形国際ドキュメンタリー映画祭(10/5~12)のインターナショナル・コンペティションに
入選することとなったのです。(世界112か国、1,146本の応募作品の中の15本。)

※なお、『願いと揺らぎ』の作品紹介については下記ページをご参照ください。

■山形国際ドキュメンタリー映画祭『願いと揺らぎ』紹介ページ
https://www.yidff.jp/2017/ic/17ic14.html

********************

そんな感じで、前置きが長くなりましたが、この3年の間にいろいろなことが進んでおりました。
そしてここからが本題なのですが、震災後の続編ができたということもあり、
去る8月19日(土)に、せんだいメディアテークを会場に、僕が震災前後の12年間に作った
作品群の上映会である「波伝谷サーガ ある営みの記録」2017を開催することになったのです。
以下、改めまして上映会の主旨と当日の報告を掲載させていただきます。

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「波伝谷サーガ」のチラシ

東北被災地12年の記録映画上映会「波伝谷サーガ ある営みの記録」開催主旨

 震災から 6 年を迎え、集落の高台移転や商店街の移設など生活の基盤が整い、被災地の復興は進んでいるかのように見えます。しかしそこで人はこれからどのように生きて、暮らしや記憶を繋いでいくのか、本当の意味での復興はようやく始まったばかりといっても過言ではありません。
 そのような中で、現地の被災・復興当事者にとって、震災前から続く映像の記録が一体どのような意味を持つのでしょうか。そこに映っている「時代」や「暮らし」や「人間」は、震災という出来事とともに歩んでいくこれからの私たちに一体何を示してくれるのでしょうか。
 今回の上映会では、映画監督の我妻和樹が宮城県南三陸町の「波伝谷(はでんや)」に 12 年間関わりながら作った作品群の一部を通して、「土地とともに生きる」あるいは「地域とともに生きる」ということが一体どういうことなのか、その普遍的な問 いについて、現地の人びとの生の声を聞きながら考えてみようと思います。
 過去・現在・未来へと繋がる東北の一被災地域の一大叙事詩「波伝谷サーガ」の開幕です。

********************

上映会では、こうした主旨のもとに、
①『波伝谷に生きる人びと』(2014年/135分)上映+監督舞台挨拶
②『春祈祷~南三陸町波伝谷の行事~』(2007年/53分)+監督の12年間振り返りトーク
③『願いと揺らぎ』(2017年/146分)上映+監督と波伝谷の方々とのゲストトーク
 「被災地の願いと揺らぎを考える」
の3プログラムを行いました。
②のトークではこれまでの12年間を走馬灯のように(大分駆け足で)振り返り、
③の新作『願いと揺らぎ』の上映後には波伝谷の方々を4名ゲストに招いてトークを行いました。
震災を経てもなお、「土地とともに生きる」「地域とともに生きる」ということが一体どういうことなのか、
12年という時間の厚みが感じられるだけに、かなり分厚い内容のトークとなりました。
アンケート読む限り反響も良く、いろいろなことを感じていただけたようです。
以下、上映会全体に寄せられた感想をいくつか抜粋させていただきます。

・波伝谷の人びとの絆が映画を通して十分伝わってきました。(40代女性)
・震災が何であったのか、よーく世界中に伝わる、分かる映画でした。(50代女性)
・東日本大震災を、マスコミが伝えるのとは全く異なる角度から捉えることができ、とても良かった。(60代男性)
・我妻さんがこの映像を撮っていただいたことに感謝です。12年間ドキュメンタリーを撮り続けて大変なことだったと思います。それだけにただただ感謝です。(60代女性)
・波伝谷に限らずいたるところで同じような現象が起きている。時代の流れ、歴史、人生。いろんな面をお教えいただいて感謝します。今後どのような地域性を育んでいくのか…問われている感じもする。(70代男性)

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関係者で記念撮影

こんな感じで、今回の上映会は自分主催のイベントとしては
『波伝谷に生きる人びと』宮城県沿岸部縦断上映会以来のビッグイベントでしたが、
震災6年という時間、これまでの復興の歩みを振り返る集大成的なイベントとなりました。
また一番身近な仲間たちがそれぞれにベストを尽くして支えてくださり、
『波伝谷に生きる人びと』以来応援してくれているたくさんの方が足を運んでくださり、
内容的にも集客的にも大成功と言えるものになりました。
何より、ゲストの波伝谷の方々のご協力無しには成り立たなかったイベントなので、
みなさんに楽しんでいただけて、僕もこういう形で少しでも恩返しすることができて良かったです。
ご来場のみなさま、関係者のみなさま、この度は本当にありがとうございました。

こんな感じで、約3年ぶりの投稿となってしまいましたが、
ピーストゥリー・プロダクツでは地道に映画製作と上映活動を続けております。
そして新作『願いと揺らぎ』も劇場公開に向けて準備を進めております。
次の投稿では協賛金の募集についてご案内させていただきますが、
それ以外の進捗も作品のフェイスブックで随時報告していきますので、
是非とも温かく見守っていただけますと幸いです。

■『願いと揺らぎ』フェイスブック
https://www.facebook.com/negaitoyuragi/

というわけで、最後に「波伝谷サーガ」の思い出のアルバムをご堪能ください。
みなさま、今後もピーストゥリー・プロダクツをよろしくお願いいたします!

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「波伝谷サーガ ある営みの記録」2017思い出のアルバム

23会場
会場のせんだいメディアテーク

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受付・入場の様子

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総合司会を務めた『願いと揺らぎ』の佐藤裕美プロデューサー。非常に重要な人物です。

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監督より開会の挨拶

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入れ替えの様子

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映写室内。担当してくれたスタッフは本職DJです。

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『波伝谷に生きる人びと』元上映実行委員の工藤寛之さんが聞き手となって監督の12年間
振り返りトーク。合間に2011年7月に波伝谷の避難所で上映した幻の予告編も流しました。

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『願いと揺らぎ』上映前の様子

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上映後、波伝谷のゲスト4名に前に出ていただいて一言ご挨拶。
そしてトーク「被災地の願いと揺らぎを考える」開始。

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現波伝谷契約講長(地域のまとめ役)の三浦修さん

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映画出演者で元契約講長の三浦俊喜(しゅんき)さん

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映画出演者で若者代表で来ていただいた菅原幹生(みきお)さん

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映画出演者で女性代表で来ていただいた三浦秀子さん

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みんななんでこんなに話すのが上手いんだろうと思うくらい充実したトークでした。

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映画出演の女の子とお母さんから花束贈呈。サプライズありがとうございました。

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3回通しで観てくださったお客様。10:30~19:45までお疲れ様でした。

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〆のご挨拶

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充実して帰って行くお客様方

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スタッフが書いてくれた似顔絵

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総勢30名の関係者で打ち上げ

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最後に、いつも支えてくれる仲間たちと。

第22回:『波伝谷に生きる人びと』宮城県沿岸部縦断上映会実施報告書の公開

 
 みなさま、ご無沙汰しております。我妻です。

 夏に宮城県沿岸部全市町村のご後援をはじめ、多くの地元の方のご協力のもとに行われた『波伝谷に生きる人びと』宮城県沿岸部縦断上映会ですが、おかげさまで事業報告書が出来上がりましたので、ここに公開いたします。(ただし、PDFのアップロードの仕方が分からず、画像での掲載になってしまいましたことをお詫び申し上げます。。ご不便おかけしますが、PDFは現在準備中の作品HPで改めてアップする予定です。)

 「震災から3年を機に、沿岸部全体で被災地の未来について考えたい」
 こうした主旨の元に勢いだけではじめた今回の宮城県沿岸部縦断上映会ですが、上映実行委員の野村一史(大学の後輩)、谷津智里さん(Circuit)、工藤寛之さん(まちかど公共研究所)、富田万里さん(宮城県人会さが)をはじめ、縦断上映をやろうと思わなければ出会うことのなかった多くの人とつながることができました。

 各会場で運営を手伝ってくれた地元の若い方々や、一緒に対談をした地元の文化的団体。上映会に足を運び、多くの叱咤激励をくれた観客のみなさまと、フェイスブックで熱い応援やコメントを寄せてくださった全国のみなさま…。地元白石市での壮行記念特別上映会から、母校東北学院大学での凱旋上映に至るまで、延べ2ヵ月に亘って仲間と走り続けた日々は、僕の一生の宝物であります。

 現在は、実行委員はその役目を終え解散することになりましたが(とはいっても、引き続き身近な相談役としてサポートは続けてくださいます)、沿岸部に撒いた種を大事に育て、いつの日かまたみんなで大きなことができればなあと考えています。そして当面は、この作品を全国の観客に届けるべく、劇場公開の準備を進めて行きます。今後益々忙しくなって参りますが、ブログをお読みのみなさまも、引き続き『波伝谷に生きる人びと』をどうぞよろしくお願いいたします。

 2014年11月30日 ピーストゥリー・プロダクツ 我妻和樹


花
 2014年9月6日(土) 縦断上映最終日の気仙沼にて。 沿岸部に撒いた種がいつか花開き、少しでも被災地を支える文化的活力になりますように・・・。





              ↓↓『波伝谷に生きる人びと』宮城県沿岸部縦断上映会実施報告書↓↓



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第21回:今夏『波伝谷に生きる人びと』宮城県沿岸部縦断上映会堂々開催!!

【重大発表!!】

震災前の南三陸を舞台にしたドキュメンタリー映画『波伝谷に生きる人びと』ですが、
この夏、宮城県沿岸部での縦断上映会を開催することになりました!!

青森01

会場は、7月27日(日)の山元町を皮切りに、亘理町、名取市、仙台市、塩竈市、東松島市、
石巻市、女川町、南三陸町と交流の深い内陸の登米市、南三陸町、気仙沼の計11会場を回ります。
現在ピーストゥリー・プロダクツ内に『波伝谷に生きる人びと』上映実行委員会を立ち上げ、
実行委員一同忙しく動き回っております。

そしてなんと今回、この縦断上映の関連企画として、7月21日(月・祝)の海の日には、
監督の地元白石市での壮行記念特別上映会(みやぎ・しろいしフィルムコミッション主催)、
縦断上映後の9月20日(土)には、監督の母校東北学院大学での凱旋上映会
(民俗学研究室主催)が行われることになりました。2ヶ月に及ぶ一大イベント、
以下、そのスケジュールを発表します!!


**********


※1.みやぎ・しろいしフィルムコミッション主催
『波伝谷に生きる人びと』宮城県沿岸部縦断上映 壮行記念特別上映会
7 月21 日( 月・祝) 白石市中央公民館大ホール
13:30 開場 13:30 開演( 定員200 名)

<宮城県沿岸部縦断上映会スケジュール>
① 7 月27 日( 日) 山元町 山元町中央公民館大ホール
13:00 開場 13:30 開演( 定員180 名)
② 8 月2 日( 土) 亘理町 亘理町立図書館視聴覚ホール
13:30 開場 14:00 開演( 定員100 名)
③ 8 月3 日( 日) 名取市 名取市文化会館小ホール
14:00 開場 14:30 開演( 定員180 名)
④ 8 月9 日( 土) 仙台市 七郷市民センター会議室
16:30 開場 17:00 開演( 定員100 名)
⑤ 8 月10 日( 日) 塩竈市 塩竈市公民館大会議室
13:00 開場 13:30 開演( 定員150 名)
⑥ 8 月16 日( 土) 東松島市 東松島市コミュニティセンター会議室
15:00 開場 15:30 開演( 定員100 名)
⑦ 8 月17 日( 日) 石巻市 みやぎ生協文化会館アイトピアホール(駐車場無し)
13:00 開場 13:30 開演( 定員120 名)
⑧ 8 月30 日( 土) 女川町 女川町総合運動場体育館柔道場
17:30 開場 18:00 開演( 定員100 名)
⑨ 8 月31 日( 日) 登米市 迫公民館大会議室
13:00 開場 13:30 開演( 定員100 名)
⑩ 9 月5 日( 金) 南三陸町 南三陸ポータルセンター交流館
17:30 開場 18:00 開演( 定員80 名)
⑪ 9 月6 日( 土) 気仙沼市 リアス・アーク美術館HV ギャラリー
1 回目 10:00 開場 10:30 開演( 定員80 名)
2 回目 13:30 開場 14:00 開演( 定員80 名)

※2.東北学院大学民俗学研究室主催 講演会&上映会
9 月20 日( 土) 東北学院大学土樋キャンパス 押川記念ホール
13:00~18:00(定員300名/詳細は後日発表)

■入場無料
■当日参加可(先着順に整理券を配布します)
■事前予約・お問い合わせは下記まで
主催:『波伝谷に生きる人びと』上映実行委員会(ピーストゥリー・プロダクツ内)
電話:080-9010-8326 メール:hadenyani_ikiru@yahoo.co.jp
※1.2は別団体主催

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チラシ画像


**********


2011 年3月11 日に発生した東日本大震災の津波により、沿岸部の地域は壊滅的な被害を受け、
人びとのくらしは今なおその大きな影響下にあります。しかし同時に、この3年の間に取り戻したもの、
積み重ねたものの存在も大きく、その意味では、被災地は今新たな地域づくりに向けて、
大きな岐路に立たされているとも言えるのかもしれません。

今回の『波伝谷に生きる人びと』宮城県沿岸部縦断上映会は、この震災3年という節目に当たり、
宮城県沿岸部全体でかつての自分たちの生き方や故郷のあり方を見つめなおし、
新たな地域社会を創造するための一助になればという思いから企画されることになりました。
「波伝谷」という地名が象徴するように、この映画が津波被災地の「未来」に対して
何かしらの方向性を指し示してくれることを信じて、地元で活動する若い人や文化的団体との
交流を育みながら、互いに学びあう機会を創出できればと考えております。

つきましては、今回の縦断上映に対し、いろいろな面でみなさまのご協力を必要としています。
全会場でたくさんの人が集まり、充実した時間を過ごせますよう、是非宣伝に力をお貸しください!
今後もみなさまの応援をよろしくお願いいたします!!

                       2014年7月7日 ピーストゥリー・プロダクツ代表・監督 我妻和樹


<作品紹介>

宮城県南三陸町の海沿いに位置する戸数約80軒の波伝谷部落。
本作は、東日本大震災の津波により壊滅したこの小さな漁村に生きる人びとの、
震災前の日常を追ったドキュメンタリー映画である。
物語は2008年の3月に始まり、漁業者たちの日々の仕事や地域の年中行事、
そこでの多様な人間関係などが、ゆったりとした土地の空気とともに描き出されていく。
過疎化が進みながらも豊かなくらしを育んできた波伝谷の人びとの時間と、
そこに寄り添う作者自身の時間。二つの時間が重なりながら、
物語はやがて2011年の3月11日へと向かっていく…。
 「人が生きている限り、人の営みは続いていく。」
震災前から東日本沿岸部の人の営みを見続けてきた作者が、
震災を経験した日本人に贈る入魂の一作。

ピーストゥリー・プロダクツ製作/我妻和樹監督/2013年/134分


●作品フェイスブック
-- https://www.facebook.com/hadenyaniikiruhitobito

●予告編


第20回:『波伝谷に生きる人びと』九州上映報告(佐賀市・佐世保市)

『波伝谷に生きる人びと』が野を越え山越え海を越え、大空を飛びはるばる九州へと行って参りました!

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今回上映されたのは、佐賀県佐賀市、長崎県佐世保市の2箇所。
佐賀では約70人の観客が、佐世保では約80人の観客が会場をびっしりと埋め尽くし、
どちらも終始温かな笑い声に包まれながら、和やかな空気の中、上映を終えることができました。

「遠過ぎて理解できないんじゃないか」という心配をよそに、僕にとってもスタッフにとっても
予想以上に大反響だった今回の2つの上映会。確かに、自主上映会ならではの、主催者側の思いや
監督の親近感が、観るものに+αの効果をもたらした部分もあったかもしれませんが、
それを差し引いたとしても、多くの方がそこに描かれている何気ない日常、地域のあり方について、
「震災映画」という枠組みを超えて、自分の日々の生活や故郷の姿と照らし合わせながら、
いろいろなことを感じ取ってくださったようでした。
上映後のトークも、みなさん僕の話に真剣に耳を傾けてくださっているのがピリピリと肌に
伝わってきました。なのであまりの充実ぶりに、あとになってビデオカメラで撮影しておけば
よかったと後悔…。実は僕、普段撮影欲が全く無いのです。

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↑↑佐賀市上映会(主催:宮城県人会さが)のチラシ


また、今回は高校生を含め、比較的若い観客の姿が多かったです。
佐賀では何人かの女子高生が観に来てくれていたのですが、終わってから「意味分かった?」と聞くと、
「大丈夫でした」とのこと。その目の輝きや雰囲気を察するに、どうもお世辞ではない様子。
あとで感想を読んだのですが、これまたしっかりした感想を書いてくれてたので驚きでした。
一文だけ紹介すると、「私が想像していたものと違って、とてもすがすがしい映画でした。」とのこと。
ポストカードも買ってくれたので、1セットおまけしておきました。夜も遅かったので、
変な輩に絡まれぬよう家まで送ってあげれば良かったなあとかちょっと思ったり…。

一方、佐世保での上映会に来てくれたとある放送部の生徒たちからは、「ちょっと難しかったです。」
との声も聞きましたが、映画を作るということについて、みんなの前で少しお話しする
機会をいただきました。中にはドキュメンタリーを作ってるらしく、個人的に製作の悩みを
相談してくる熱い生徒も。こんな若造の分際で大変恐縮ではありますが、本当に、若い作り手と話す
貴重な経験となりました。(ちなみにこちらはちゃんと引率の先生がいたので帰りの心配は無し…。)
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↑↑佐世保市上映会(主催:肥前地域文化研究所)のチラシ


そんなこんなで、若い人には「地味な映画」と観られないだろうかと心配していた映画のテイストも、
あとでスタッフの方達に聞いてみたら、柔らかく、「これあるある」的な要素が多くて
非常に親近感をもって観ることができたとのこと。若い作り手ならではの笑いのツボが的確らしく、
みなさん後ろで笑っている姿が印象的でした。笑ってくれるということは、映画を集中して
観てくれてるということでもあるので、作り手としてはその場にいて非常に安心するのです。
中でも成人式のシーンは鉄板で、今回も一番の爆笑シーンでした。

そしてさらに嬉しいことに、上映後の観客の多くから、この作品を「上映したい!」、
「上映してほしい!」あるいは「また観たい!」といった声をたくさんいただくことができました。
実際にどうなるかは分かりませんが、もしかしたらこれは九州でブームが起こるかもしれません。
自分で言うのもなんですが、この映画の宝石箱を散りばめたような構成や、脇役に至るまで
徹底して個性的な登場人物たちの設定を、漫画『ONE PIECE』に例えてくれる人もいます。
観る度に新たな発見があり、おもしろさを増す、そんな重厚な作品に仕上がっております。
そして何故かスクリーンで、たくさんの人と一緒に観るほうが楽しいのです。
とりあえずは今回見逃した方、また観たいという方は、7月の福岡アジア映画祭にご期待ください。

今年の1月に最終的な134分バージョンとして完成させ、南三陸町で上映会を開いて以来、
何かと作品に引っ張られている感がある今日この頃ですが、中でもその発端である今回の九州上映は
僕にとって特別なものでした。これまでも、上映会の度に、映画がラストに近づくにつれ、
製作中のいろいろなことが思い出されて、次第に胸の鼓動が大きくなっていくのですが、
今回は九州に来てからのいろいろな思い出がそれをさらに増幅させ、佐世保上映会では
思わず感極まって泣いてしまうという…。それもやはり、不思議な縁でつながった
宮城県人会さがの富田万里さんとの出会いがあってこそだったと思います。富田さん、
佐賀・佐世保のスタッフのみなさん、そして観客のみなさん、本当にありがとうございました!!


以下、佐賀・佐世保それぞれの写真です。


【佐賀の思い出写真】

写真① 佐賀の会場の観客の様子。
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佐賀の街中では一館だけとなってしまった映画館シアター・シエマにて。


写真② 宮城県人会さがの富田万里さんと。
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3月中頃に連絡をいただいて以来、ずっと応援し続けてくれた富田さん。
今後も交流は続きます。おそらく末永く。...


写真③ 佐賀2日目の夜の懇親会
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この日は日中スタッフ家族連れで「呼子(よぶこ)」という遠く離れた港町までドライブし、
新鮮なイカを食べてきました。休む間もなく夜は飲み会。でも飲み会こそが一番の楽しみです。


写真④ 高級佐賀牛
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正直この一つ前に出てきた豚肉が美味しくて、味の違いが分かりませんでした。貧乏人はもったいない。
なお、この日は僕も宮城県人会さがのユニフォーム「まんずまんずTシャツ」を着用。」
なかなか着心地がいいです。


写真⑤ 富田さんの旦那様と。
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帰りに佐賀駅ではじめてお会いした富田さんの旦那様。佐賀大学の教授でいらっしゃいます。
作品のサンプルを送って夫婦で観賞した後、「この作品ならきっと大丈夫」と
太鼓判を押してくださったらしいです。いかにも素敵なお父さんオーラ全開。


【佐世保の思い出写真】

写真① 佐世保全景
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佐賀での2日間を感慨深く終え、「完全に帰り道だろこれ」というテンションで
電車に乗り到着した佐世保。そこでスタッフ二人の方に迎えに来ていただき、
午前中は佐世保をプチ観光。ここに来たら流石にテンション上がりました。


写真② 七夕に願いごと
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実は直線距離が日本で一番長いらしい佐世保のアーケードには早くも七夕飾りが。
短冊に書いた願いごとは「『波伝谷に生きる人びと』が佐世保全域に広がりますように」。
これが叶ったような気がして、上映後スタッフの方とガッシリ握手しました。


写真③ 佐世保の会場の観客の様子。
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会場の佐世保市民会館集会室。なかなかいい部屋でした。


写真④ 佐賀県立有田工業高等学校の生徒さんたちと。
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偉そうにいろいろな話をさせていただきました。10年後に是非もう一度観てほしいですね。
そのときはどんなことを感じるかな?
ちなみにこちらの高校では、以前榛葉健監督の『うたごころ』も上映したそうです。


写真⑤ 佐世保の愉快な仲間たちと。
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佐世保のスタッフの方々は一体どんな感じだろう?と直前まで不安だったのですが、
最高に楽しい時間を過ごさせていただきました!みんな、また会いに行きます!
ちなみに合言葉は「波伝谷YEAH(イエーイ)!!!」。波伝谷がこんなに好かれるとは思わなかった。


最後になりますが、以下に佐賀・佐世保それぞれの観客の感想を掲載させていただきます。
あまりにも量が膨大かつ濃厚なため、本当に申し訳ないのですが5つずつ抜粋させていただきました。
いずれ機会があればまたすべての感想を掲載できればと思います。
みなさん、本当にありがとうございました。


【佐賀の上映会の感想】

・私が想像していたものとはけっこう違っていました。とてもすがすがしい映画でした。
波伝谷の人びとのくらしを深く知ることができてとてもよい映画だったと思います。
ありがとうございました。(10代女性)
・震災系、復興!!という感じかと思っていた。しかし、その前の当たり前の日常を感じることができた。
長時間だけど、多くの人に観てほしいと思った。(20代)
・今後かまえずに震災のこと、自分のこと、人間のことを考えられるような気になりました。(30代男性)
・力強くたくましく生活している波伝谷のみなさんが輝いて見えました。現実と真正面から向き合って、
厳しい中にも周囲の人を気遣っている様子が、我が身とあまりにもかけ離れていて
カルチャーショックを受けました。(40代女性)
・溶け込まれた心が、震災後の監督の痛みがすごかったと思います。
今後のご活躍をお祈りします。(70代女性)


【佐世保の上映会の感想】

・波伝谷の人びとの普段の生活がとても身近に感じられました。震災前からの映像が
ずっと映り、最後に震災後の映像が映り、込み上げてくるものがありました。(10代男性)
・日常の気がつかない大切なつながり、絆を残していくことを見つめることができました。
「良い」「悪い」という単純なものでは推し量れない、とても身近な文化・生活を感じました。
「生きる」ということがどれだけ感謝すべきことなのか、波伝谷の方々を見て
いろいろなことを感じることができました。(30代男性)
・日常の大切さを思い知りました。地域の人との関わりの大切さを知りました。
長年受け継がれた地域の団結力もいろいろな面で考えさせられました。
それから、田舎で現役で猟師を続けている父に・・・。父の声が聞きたくなりました。(40代女性)
・今、言葉にならないさまざまな思いでいっぱいです。震災がなかったとしても貴重さは変わらず、
多くの人に観てもらいたい映画でした。(50代男性)
・眠るどころか、感動です。最後まで感動のみ。もっと多くの方々に見せてください。(80代)

Appendix

プロフィール

keyakikabuto

Author:keyakikabuto
■はじめまして、1985年宮城県白石市出身の映画作家の我妻和樹(あがつまかずき)と申します。
■主な長編作品に、南三陸の震災までの3年間の日常を描いたドキュメンタリー映画『波伝谷に生きる人びと』(PFFアワード2014日本映画ペンクラブ賞)、その姉妹編に当たる『光を求めて』、震災後の続編に当たる『願いと揺らぎ』(YIDFFインターナショナル・コンペティション2017入選)などがあります。
■現在新作『願いと揺らぎ』の劇場公開を鋭意準備中です。

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