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第19回:『波伝谷に生きる人びと』上映会inケアハウスやまぶき

事前の告知はしていませんでしたが、去る6月11日水曜日に、
白石市の社会福祉法人伯和会が運営する「ケアハウスやまぶき」にて、
『波伝谷に生きる人びと』の映画鑑賞会が開かれました。
きっかけは3月に行われた白石市での上映会。そこに観に来て下さった
職員の方とのやり取りを重ね、今回の上映が決まりました。

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実は僕、大学3年のときに、こちらの施設と併設する「特別養護老人ホームえんじゅ」で
5日間介護体験実習をしたことがあるのですが、その縁もあって、今回の上映会は
とても楽しみにしていました。一方で、一般向けの告知もしていなかったため、
どのくらいの方が観てくれるか不安でもあったのですが、当日は入居者と関係者を含め
55名ほどの方々が参加。次々と席が埋まる様子を見てほっとしました。

ちなみに会場の食堂は全面ガラス張り。前日に「ヨシズを立てれば十分暗くなるだろう」と
予想していたのですが、当日雨だったにも関わらず、その想定は完全に覆され、急遽ガラス窓に
新聞紙を貼り、スクリーンを物置の中に映すことに・・・。直前までドタバタの状況が続きました。
しかし職員の方々も「せっかくやるのなら徹底的に」ということで、入居者の方々の力も借りながら、
なんとかそれなりの環境で映画を上映することができました。やはり上映会の準備というのは
侮ってはいけませんね・・・。良い教訓になりました。

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そんなこんなで映像はあまり鮮明とはいえず、字幕の字もちょっと潰れて
見づらかったかと思いますが(しかもスクリーンの位置が低いため人の頭で隠れてしまう・・・)、
入居者の方々の集中力には本当に驚かされました。みなさん高齢のため、最後まで残る人は
あまりいないだろうと予想していたのですが、なんと8割くらいの方々が最後まで
真面目に観賞してくれて、僕の最後のあいさつのときにも頷きながら話を聞いてくれました。
2時間14分という長尺に耐え、ぶっ通しで映画を鑑賞するというのもなかなか大変なことだと
思いますが、やはり世代的にも、養蚕や契約講や「ユイッコ」など、自身の実体験に即して
いろいろ共感できるところがあったのだと思います。ましてや白石は山沿いですから、
漁村のくらしにもいくらか興味を抱きながら観てくださったのではないでしょうか。

また、職員の方のご配慮により、午前中には併設している
「デイサービスセンター茶園」でのテレビ上映も行われました。
いろいろ下準備が悪く、職員の方々には大変なご面倒をおかけしてしまいましたが、
おかげさまで福祉施設での上映というなかなかできない貴重な経験をさせていただきました。
機会があれば、是非またこうした形での上映会が開ければと思っております。
伯和会の職員のみなさん、本当にありがとうございました。

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プロフィール

keyakikabuto

Author:keyakikabuto
■はじめまして、1985年宮城県白石市出身の映画作家の我妻和樹(あがつまかずき)と申します。
■主な長編作品に、南三陸の震災までの3年間の日常を描いたドキュメンタリー映画『波伝谷に生きる人びと』(PFFアワード2014日本映画ペンクラブ賞)、その姉妹編に当たる『光を求めて』、震災後の続編に当たる『願いと揺らぎ』(YIDFFインターナショナル・コンペティション2017入選)などがあります。
■現在新作『願いと揺らぎ』の劇場公開を鋭意準備中です。

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